2009年11月 8日 (日)

愛は忍耐強い

Dscf1806s 7日は大安ということで職場のカップルの結婚式。式場付属の教会でイタリア人っぽい牧師さんが日本語で取り仕切り、讃美歌312番を唄いましょう。え~っ、この歌、小学校唱歌「星座はめぐる」じゃない!♪木枯らしとだえて さゆる空より...♪。唱歌のほうならすらすら出てくるけど、もうそのイメージが強すぎて、讃美歌の方は口ぱくでした。

それから牧師さんは二人のために聖書のコリントの信徒への手紙から「愛は忍耐強い。愛は情け深い。ねたまない。愛は自慢せず、高ぶらない「を読まれた。帰ってO.ハレスビーの本を見たら、「二人が愛し合っている関係の本質的要素は、言葉や行為ではなく、それらの背後にある行為、思いやりの心です。」とある。二人のこれまでの様子を見ていると、まさにそうだったし、これからもそうだろうと考えると良い言葉を読まれたと思う。

あ~ぁ、うちの孫娘たちは何時になったら結婚式やってくれるかなぁ?もう今から楽しみで。

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2009年7月 8日 (水)

エイミッシュの「赦し」

Amishkids8日の朝日新聞「犯罪とゆるし」の記事でエイミッシュの村での殺人事件、学校で女児5人を銃で殺害した男、直後自殺した、を女児の家族が赦したと書いてあった。エイミッシュの文化では、宗教は復讐でなく「ゆるし」であり、心の平安なのだという。

Amish_girl エイミッシュは米国ペンシルヴァニア州を中心に、昔ながらの生活をし近代化を否定、電気も引かず質素な生活を送っている。この「赦し」の報道に、米国の社会からは「みんながこのように赦せば、もっと幸せな世の中になるだろう」という反応を示したそうだ。

文化が違うので、我々が同じような対応が出来るか分からないし、身の回りでそれほど凶悪事件がおきていないので想像も出来ない。だが、自分自身でも本当にいやな思いをしたことは確かにある。その時は怒りもしたし恨みもした。赦すことは難しかったが、何時までも恨んでいても何も解決しない、あきらめのような気持ちだろうか、そのことは忘れて、前に向かって考えた方がずっと良いと思い至った。時が経ち、今思い出してみれば、怒りの気持ちはなく、そう考える人も世の中にはいるんだと落ち着いて振り返ることが出来るようになった。

これも赦しといえるのだろうか?

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2009年1月12日 (月)

女と男の違い

NHKスペシャル女と男を見て、自分の至らぬところを今になって分かるような気がする。

1)人間は生物の中でも珍しい(3%だけ)女性と男性が共同して子育てをする種
2)直立歩行をする種として骨盤の形態が変わり四脚歩行の種に比べ未成熟なこどもを産み、長い子育て期間を持たざるを得なくなった
3)役割が分かれ女は子育て、男は狩の役割を果たすようになった
4)危機に直面すると男の方が、血圧も上がり脈拍も速くなり易い、かつ落ちるのも遅い。狩で危ない目に何時あうか分からず、俊敏な反応をするためだ。女は子育てのために落ち着いた気持ちでいることが多い。つまり実は女の方が危機対応に能力が高い? 男は危機対応のストレスに長いこと耐えられない? 5)女は子育てや採集などの共同作業の社会活動の中で女同士で話し合う機会が多く、コミュニケーション能力にも優れている。そういう活動を通じ、顔や身振りから相手の気持ちをうかがう能力も女の方が男よりずっと優れている。

 

とまあ、こんなわけだが、亡くなった家内と話していると言い負かされ、あんたは女性の気持ちが分からないと言われることが多く、議論で突き詰めるのもイヤ(ストレスに耐えられない)なのでつい話をそらしたり途中で打ち切ってしまったり(新聞を持って自分の部屋に駆け込む)が多かったように思う。僕だけじゃなかった、男はそういう風に出来ているのだ。ところが女は話を聞いてもらえないとますます不満になる。一方で、男は社会で問題解決に日夜呻吟してきた自信があるのでどうして話が通じないのか信じられないままで居る。

子育てを中心として出来た生物としての女と男の違い。だが現代は子育て期間が終わったあとで、長い長いライフパートナーとしての期間が長くなっている。どうしたら良いのかな? まずお互いが違うように出来ていることをよく自覚し、男がまず相手に歩み寄り良く聞くことを番組は示唆していた。もう少し早く教えてくれれば良かったのに。

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2008年3月19日 (水)

冬を越す力

Hana_001 公園の花壇のパンジーが咲きそろうような温かさになって来た。処によって花の咲き具合に不ぞろいがある。近寄って良く見ると、花壇により新しく春植えした株で揃えた  処と、秋植えし冬を越した株で揃えた処とがある。

春植えは株や花の大きさが揃っておりきれいだが、秋植えは葉が枯れて縮こまったもの、花もしぼんでいるものなどばらついている。だが先週は花も咲いていなかったことを見ると生命力の強さに驚かされる。一月も経てば、春植えと秋植えの差は目につかなくなり同じように花が咲き茂るだろう。

Hana_004 冬の時代は誰にでも何時でも訪れる。世界経済が今まさにその端緒に差掛かろうとしている。僕の属していた会社の産業も黄昏を迎えた。親子4人の我が家にも春有り冬有りであった。冬の厳しさが如何ほどであれ、それに縮こまっているわけにはいかない。あの可憐なパンジーでさえ長い東北の冬の厳しさに耐え、いま静かに立ち上がり花を咲かせている。次の世代への稔りを育てているのだ。

苦しいときには自然の営みに目を注ぎそこから学んでみようと思う。太陽が雨が何時かは恵みを与えてくれる。僕にとってそれは音楽だろうか、誰かの微笑だろうか?

と書いている間にまた息子が孫娘の写真をメールしてきた。毎週無垢の笑いを届けてくれるキューピッドだ。

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2007年12月30日 (日)

子供の笑顔

Kids1_2 前の会社の同僚が会社で出している子供の笑顔の月めくりカレンダーを送ってきた。当家の息子達が小さいときはありがたく頂いて家の中に飾っていたが、長じてはとんと役立たずのカレンダーと化して処分に困っていた。今年は孫が生まれ急な心変わりで子供の笑顔がズンと心に飛び込んでくる。今まで掛けていたJALの世界の美女カレンダーごめんなさい。おじいちゃんには美女の笑顔より子供の笑顔の方が嬉しいのです。

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2007年9月12日 (水)

グレート・ギャツビー

今日でちょうど入院して6週間になる。時間を持て余し、沢山の本を読んだ。人に頼んで郡山図書館の本を借りてきて貰っている。検索はインターネットでし、借りる注文だけして、受付でその本を貰ってきてもらう。Great_gatsby_3

今日読み終わったのはスコット・フィッツジェラルド作、村上春樹翻訳の「グレート・ギャツビー」だ。40年ほど前新潮文庫か何かで読んだ記憶がある。読み始めた時は、「海辺のカフカ」と文章が似通っているような気がしたが、読み進むうちに文章に集中し何も気にならなくなった。舞台はニューヨーク郊外のグレートネックで、僕達家族が20年ほど前に住んだところだ。小説に出てくる大きなお館も何となく想像できる。この本は米国高校生の副読本として指定されるほど有名で、文章もとても鮮やかだ。うまく描き表わすことが出来ないが、暖かな日差しの中で新緑の木陰を歩いたときや、秋晴れの下であでやかな紅葉の林を散策した時のように、いろんな色で輝き、さまざま影で彩られているように思われる。

主人公のジェイ・ギャツビーの想い、華やかな社交界の何よりも一人の女性の愛が優る、大切な思いがあっという間に失われる運命のいたずら、程度の差異はあれ誰しも同じような体験はあるはず。300頁であっという間に読めるので機会があれば一読を勧める。

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2007年8月21日 (火)

英国からの手紙

Moorpark_2 6月20日付けの「思い出の樹」にも書いたが、我々夫婦はロンドンでMoor Parkというゴルフクラブに所属していた。夫婦ともたくさんの友人が出来、大変楽しく過ごすことが出来た。そこで、我々の父親代わりと言っては何だが、とても親切にしてもらったRexというおじいさんが居た。我々夫婦のメンバーシップ取得のためにもいろいろ骨折ってくれた人だ。その時80歳そこそこだったから、今はもう90歳近いだろうか。

家内の6月19日の三回忌によせて、遅ればせながらとカードを送ってきた。近況として地中海に旅行した写真も入っていた。Rexは19歳の時友人たちと行った映画館で奥さんに一目ぼれし、モーレツなアタックの後に数ヶ月で結婚した人だ。50歳で早期引退し、以来Moor Parkでゴルフ三昧の時を過ごし多くの友人を得た。僕もまず彼と知り合い、そのつてで芋蔓式に友人を増やした。我々がシドニーに発ってから奥さんのMarianが病気で亡くなった。長く患って足腰も不自由だったのだ。そのRexが再婚したという手紙をもらってびっくりしたのは家内が亡くなる少し前だった。家内にも知らせたがあのRexがと言って驚いていた。

Chelmsford

その後軽い脳梗塞を患い、左の手足が軽い麻痺になった。新しい奥さんのAnnの田舎Chelmsfordに引っ込んで悠々自適の暮らし。写真をみるとリラックスして本当に余生を楽しんでいる感じがする。英国でも配偶者と死別してから一人暮らしを続ける人もあれば再婚する人もある。Rexの場合、病気もしたし、再婚して本当に良かったと思う。そのRexが僕に再婚しろと勧める。Rexは家内も本当の娘のように可愛がっていた人だ。Rexに何か言われるとあの英国の日々の思い出がどっと胸に迫り思わず涙が出てくる。だが彼ほど親身に僕たちのことを考えてくれた人もまた少ないのだ。もう自分のこれからは自分で決めることだが、入院してもう4週間経ち退院の目処がまだ立っていないとなると多少弱気になる。一人暮らしも大変だと病気の時には、それも痛みがあるときにはつくづく感じる。

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2007年7月 3日 (火)

セーブ・ザ・チルドレン

世界の貧しい子供たちを救おうとする活動団体は沢山ある、例えば日本ではWorld Visionが有名かな。家内もロンドンでSave the Childrenという団体に寄付を続けていた。

Main_image 先日無事家内の三回忌を終えた。家内を想い続ける人が集まってくれたことは本当にうれしい。お持ちいただいたご霊前を何か役に立てたいと思い、そのSave the Childrenをインターネットで探し、寄付の手続きを取った。

「想い出の樹」にも書いたが、家内は生まれ変わり"Reincarnation"を信じていたようだ。この写真の少女が実は家内かもしれない。そうだと信じて、子供たちの将来が明るくなるようにお金が使われたらとてもよいと思う。

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2007年6月23日 (土)

固い表情

家内の三回忌の後で、息子達に病状を告げると、二人とも腕を組んだまま表情が強張っていた。「パパは一昨日前立腺ガンの告知を受けたが、きわめて初期なので問題ないよ」とは言ったが、家内がガンで2年前に亡くなって間もなく父親もと考えると息子達にはショックだったと思う。二人とも海外暮らしで親の面倒は見られないのは良く分かっているし。

郡山の病院で医師から言われたのはCT画像からもリンパ節はきれいとのことで血液検査や生検の結果からも転移の可能性は低く心配はしていない、というか奇妙かも知れないが実はほっとした。家内が発病した03年10月の時点から、家内を発病させたのは、家内をちゃんとした治療させられなかったのは自分のせいではないかという自責の念に駆られ如何ともしようが無かった。義母や息子達にも誰にも相談できなかった。時が経ち次第にその思いは薄れてきたが、心の片隅にその気持ちはずっと残っていた。ガンの告知を受け、これで同じだね、家内の気持ちが分かるようになったと、変な話だがうれしい気持ちになった。

家内の最後の日々の前にも覚悟は出来ていたし、毎日がこれで最後だから、今日有った良いことをずっと覚えていよう、心の支えにしようと考えて過ごした。自分がガンの告知を受けた時も驚くよりはどうせ戴いた命だから(夫婦二人のうち自分だけが生き残ったのだから)毎日を大切に生きれば良い、先のことを心配しても仕方が無いという気持ちが強かった。

息子達に説明をした後で彼らの腕組みしたまま固い表情をした姿を遠くから(変だけど自分のずっと後ろに立って見たように見えた)眺め、この子達を悲しませてはいけない、生きようという気持ちは強く湧いてきた。というわけで込み入った気持だが取り乱してはいない。淡々と自分の病状に面し、医者の診断を良く咀嚼し病気に向かって行こうと考えている。それが息子達への責任だとも思う。

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2007年6月20日 (水)

思い出の樹

Noriko_01 ロンドン市内からメトロで20分北東に進んだところにMoor Parkという町がある。約90年前にゴルフ場が出来、それと同時にあたりの開発もされたようだ。我々夫婦はこの格式のあるゴルフ場のただ一組のアジア人の会員だった。家内が熟年のおば様方のペット的存在だったので、おこぼれを預かって僕もゴルフの腕はたいしたこと無いがそれなりの人気者だった。

Noriko_02 家内は2年前にガンで亡くなったが、ゴルフ場の皆さんに相談し記念植樹をお願いしメモリアルメッセージも入れた銘板を根本に置いた。Rose Acasiaで紫色のきれいな花が5-6月に咲いて目を楽しませる。家内は生まれ変わりを信じていたのか、以前はスイスの少女だったとか、タイの村娘で危ないところをタイの武将である僕に救われたとか面白いことを言っていたが、今は静かにこの樹に生まれ変わってMoor Parkの女性ゴルフメンバーの活動を見守っているののだろう。それはまた世界の何処かに30-50年経ったら生まれ変わるための準備段階かも知れない。あんなにも皆さんに愛された家内、ゴルフ場の喫茶店で毎日おしゃべりを楽しんだ彼女も今は静かに鳥の囀りに耳を傾けているのかも知れない。静寂に包まれたゴルフ場の中で可愛い存在であり続けて欲しい。

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2007年5月13日 (日)

千の風になって 2

以前、家内を亡くした痛手からは立ち直った...と書いたし、だいぶそういう気にもなって来たが、例えば今日の朝日の記事「千の風になって」シリーズなどを読むと、つい涙がじわっと来て胸が詰まるのは止められない。僕はもう通り過ぎた道だが、記事中の電さんとのぞみちゃんがその中で苦しんでいると考えると...。苦しんでいる人はけっして一人じゃない。

僕の場合は、とりあえず公園に出かけ、花を見、犬が飛び回っているのを見ると気分が落ち着く。自分がどうであれ、花は咲き、犬たちは自分の世界で生き生きとしている。彼らが口を聞かなくとも、僕は十分勇気付けられる。

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