2009年10月23日 (金)

バッハ平均律ピアノ集 グールドとキース・ジャレット

_ グールドの平均律ピアノ曲集は前から持っているが、最近何となく分かるようになったと、以前書いたが、キース・ジャレットのハープシコード演奏と聴き比べ、素人ながら、感想をまとめてみた。

キースは僕と同年代のジャズ・ピアニストで70年代半ばのヨーロッパでの演奏(ケルン・コンサートなど)に名盤が多いが、前回のゴールドベルク変奏曲につき、平均律ピアノ曲集も聞いてみた。全体に優しく軽々とした感じで、聴いていると実に平和な雰囲気になる。平均律は特にテーマがある、というよりは抽象的な音楽なので、かえって神々しいというか、思索にふけるとか、重めの小説を読むのに、この曲を流しながら読むのに向いてるみたい。でも、僕は、村上春樹の1Q84を読もうと思って寝床に横たわったら、思わず寝てしまったよ。僕の場合は、哲学より寝る学の方が得意みたい。

__3 一方、グールドの平均律は彼独自の解釈と奏法のせいもあるが、パーカッシブで、平和な気分と言うより、元気が出てくるというか、 もし重苦しい気分になっていても、明日に挑戦しようかなという気分になってくる。ショパンとかブラームスとか、好きなピアノソナタも、こういった全く別の解釈で聞いてみるのも、いいだろうな。そう思って、アマゾンで思わずグールドのブラームスを注文してしまったよ。

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2009年10月11日 (日)

キース・ジャレットのゴールドベルク変奏曲を聴く

Kieth_3キース・ジャレットはJazz Pianistで ケルン・コンサートが有名だが、バッハのゴールドベルク変奏曲と、平均律ピアノ曲集を引いているのは知らなかった。特にゴールドベルク変奏曲は長野県八ヶ岳高原音楽堂で高橋辰男さんの製作したハープシコードで演奏しているのも興味あり、ぜひ聞いてみたいと思っていた。

Gould_2  僕は、グレン・グールドの81年版とジャック・ペライアの物を持っているので聞き比べたが、どれもいいなぁ。でもキースのハープシコード盤は音が伸びやかで軽がるしていて、星空の下で弾いているって感じが出てとてもよい。この手の物は、何度も何度も聞き込んでみないと本当の良さが実感できないので、これからが楽しみだ。

もちろん、平均律ピアノ集も、グールドと聞き比べてみるよ。

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2008年9月21日 (日)

ピアニストは長距離走者

Azuma三春町のまほらホールで東誠三のベートーヴェン・ピアノソナタ全曲演奏会の第一回を聴いてきて圧倒されてしまった。3時から5時、途中15分の休憩を挟みながらもピアノソナタ4曲、特に最後は熱情(Appassionata)の演奏で力が入った。楽章の間ハンカチで汗を拭いながら演奏する姿は僕には全力で走る長距離走者のように思われ、先日3時間チンタラ走ってヤッターと言っていた自分が恥ずかしくなってしまった。

東氏は鈴木メソッドでピアノを始めたとのことで、長男が鈴木でピアノを学んだ当家としては親近感がある。ピアノソナタ全曲を聴くという試みも僕は初めてでこれからが楽しみだ。半年に一度見春町のまほらホールで行われ終わるのが2012年だ。それまで郡山に居るかしら。

演奏会の前にプレトークとして東氏が演奏曲の解説を行っていた。熱情の中にはタンタンターンという第五交響曲の運命はかくのごとく扉を叩くというモチーフが使われているというのは初めて聞いた。彼はいろんな曲にこのモチーフを用いたそうだ。気をつけて聞いてみよう。今日は寝る前にホロヴィッツの熱情のCDを聴いて今日の演奏会の興奮を鎮めよう。

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2008年6月 9日 (月)

高音質イヤースピーカー

Thum_ep720 せっかくデジタルオーディオプレイヤーを高音質のものにしたからイヤースピーカー(イヤフォンでなく、価格もしっかり高いから)も高音質のものにしたかった。あれこれ探して、いろんなネットレビューで高評価のEtymoticにしようと思った。なんと元は補聴器のメーカーでその技術がiPodブームに乗り一躍カナル型イヤースピーカーの高音質メーカーに躍り出たんだそうだ。だけど2万円もするので逡巡していたら、Harman Kardonという元々のスピーカーメーカーがそのEtymoticのOEM(ブランドはE社だが実際の製造はHK社)供給をしているという。これこれ、価格は14千円。早速ネットで注文。

いま届いて元から持っていたAudio Technicaのモニターヘッドフォンと聞き比べ。どうせ大型ヘッドフォンに音質かなわないだろうと考えていたらとんでもない。音質は遜色ないのに、外部雑音はきれいにシャットアウト。これなら地下鉄でも飛行機の中でも繊細なヴァイオリンの音色が楽しめる。遮音性は密閉型大型ヘッドフォrンよりはるかに良い。

イヤースピーカー、ヘッドフォン、どう名前を変えようが、装着しづらいのは間違いない。大型ヘッドフォンは重いし、髪がうるさいし、カナル型イヤースピーカーは外耳にぎゅっと入れ音を鼓膜に直接届けるというので、外耳に圧迫感があるのはどうしようもない。でも飛行機でもあのエンジンノイズが気にならないのだから、仕方がないか? 使い勝手は昔JALやANAの長距離便に乗ると固めのスポンジの耳栓をくれたが、ちょうどあんな感じです。

こんなに遮音性が高いと、散歩とかジョギングでこれを付けてると後ろから来る車や自転車に気付かない恐れがある。危ない危ない。そのときはふつうのイヤフォンに取り替えます。

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2008年6月 7日 (土)

高音質ポータブルオーディオ

Cowon_u5_2 最近のポータブルオーディオはなかなか高音質になっている。ポータブルナビの付属のMP3機能では満足が行かなくなって、価格コムやアマゾンでいろいろ調べて見たが、高音質では韓国製のCowonが優れているようだ。iPodはデザインや使い勝手が良いが、高音質志向の客には店が勧めないようだ。Cowonはイコライザー設定もクラシック、ポップス、ヴォーカル等切り替えられ幅広い音楽に対応できる。密閉型モニターヘッドフォンで聞いている限り、CDから聞くのとそれほど遜色が無い。付属のイヤフォンや数千円のものでは、Cowonの持つ高品質を十分引き出しにくいと思う。ただ比較すると差は歴然だが、数千円のイヤフォンでもしばらく聞き続けていると慣れがあって音質の差もさほど気にならなくなる。

ちょうど中国出張前に通販から届いたので時間も無く、とりあえずCD40枚相当のクラシックやヴォーカルの音楽をPCから移した。使い方は簡単で、このCowon U5をPCにUSB接続し、ドラッグコピー&ペーストでマイミュージックにあるWMAやMP3ファイルをU5のフォルダーに移すだけ。転送時間はけっこう早い。説明書を読む次官も無かったので、飛行機の中であれこれボタンを押して試して見たが、何となく分かる設定になっていた。

飛行機内ではノイズがあるので、ちょっと音量を上げないとうまく聞こえなかった。1万円以上のカナル型イヤフォン(耳の奥まで突っ込むタイプ)なら外部雑音もけっこう遮断するらしいので、新宿のヨドバシ等現物でいろいろ比較できるところで比べてみたい。この手のものは日本やアメリカのアマゾンのレビューを読むと丁寧に比較が出ているのでけっこう参考になる。カナル型イヤフォンにするか、小型のヘッドフォンにするかは考えどころ。価格コムのレビューもある程度参考になるが、アマゾンのレビューに比べるとちょっと感性的な表現が多いような気がする。

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上海でのコンサート

Dscf1033 上海には超モダーンなビルがやたら多いが、この上海大劇院もそのひとつ。コンサートや演劇の会場だ。たまたまNYのジュリアード音楽院が訪中していて、この日はベートーベンの第四、ブラームスの第二交響曲を演奏した。指揮者が中国の女性だったのでけっこう賑わっていた。

Dscf1039 演奏中はもちろん写真は撮れないが、終わって拍手しているところだから良いでしょう。演奏はなかなか素晴らしかった。僕は最初三階で、次に二階で聞いたが、二階の方が音がステージと天井の中間くらいから(反射音を含めて)聞こえてくるので音楽的には良い感じだった。

やはり学生の演奏会だからか、ティンパニーとフルートの奏者がベートーヴェンとブラームスでは替わっていた。より多くの学生に機会を与える配慮だと思う。

アンコールでラヴェルとボロディンの韃靼人の踊り(イーゴリ公から)を演奏。どちらも良い出来だったが、ラヴェルの演奏のときにハープとパーカッション3人が、つぎのボロディンではさらに金管二人の奏者がそーっと加わったこと。アンコールにもより多くの学生に演奏機会を与える教育的配慮がなされたものだと思う。

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2008年5月 6日 (火)

サントラの魅力

Grace_is_gone_2 元から映画と音楽は好きだったが、映画のサントラで効果的な映画を続けて見た。

最初は「さよなら。いつかわかること(Grace is gone)」。ジョン・キューサック主演で妻Graceが従軍中のイラクで戦死したという知らせを娘二人にうまく伝えられず煩悶する少々頼りなさそうな夫の姿を好演している。涙なしでは見られない。筋立てはシンプルなロードサイドムービー(車で旅行している間の出来事を撮った映画)の形を取っているが、残された夫と娘二人にいかにGraceが大切な人だったかが切々と伝わるきちんとした筋たてが出来ている。あらすじはGoo映画等で見ていただくとして映画のところどころでピアノで奏でられた旋律が、最後に歌入りでもう一度出てくる。クリント・イーストウッド作曲のGrace is goneだ。Graceの残した大切なものが亡くなってしまわないように毎日問い続けるという内容。もう一度涙が出てくるように思われる。

There_will_be_blood 次は「There will be blood」。2時間半の長い映画だが緊張感がとぎれない。セリフの少ない映画だが、場面場面で主人公達の心の動きをバイオリンやチェロ、ピアノの演奏でうまく表現している。Jonny Greenwoodのオリジナルな作曲だ。不安な心の動きをうまく表現したサントラはずいぶん昔だがジョーズで鮫が出てくる場面の直前にチェロの通奏低音が出てきて不安感を盛り立てる。これだけオリジナル曲が効果を出している映画は最近見たことが無いが、アカデミー作曲賞にはノミネートもされてないので、まあ見解の違い。

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2008年3月19日 (水)

地中海の太陽

Mutter 朝からずっとクラシックを聞きながら本を読んでいる。人工肛門閉鎖の手術のために今日から郡山の病院に入院したのだ。PCのマイミュージックに予め持っているCDをWMA変換して録音してある。アンネ=ゾフィー・ムターの曲が2曲続いた。ラロのスペイン交響曲とサラサーテのカルメン・ファンタジーだ。ムターはドイツ人だがこういう情熱的な曲が素晴らしい。韓国人のチョン・キョンファもこれらの曲を得意にしている。もともとヴァイオリン協奏曲は大好きだが、この2曲は特にお気に入りだ。

Kyungwha 光の少ない欧州の人にとって南欧は憧れの場所だ。スペイン音楽も明るい太陽を想起させる。スペイン、ポルトガルの海辺のリゾートに行ってもドイツ、スェーデン、オランダ、英国からの観光客がすごく多い。強烈な太陽の光を求めて訪れているのだ。

僕も20代のころ欧州一人旅をしてイタリア、スペイン、ポルトガルの観光をして地元のレストランで食べ歩いて、地中海料理がとても好きになった。僕のブログで紹介した鰯とトマトの料理などその典型的なもの。ではイタリア、スペインが天国かと言うとちょっとなぁとも思う。まずパンが美味しくない。パンはドイツ、フランスのほうがずっと美味しい。毎日食べる基本的なものが不味いと暮らしにくい。

太陽の強い光もヴァカンスに出かけたときは良いが、それが毎日だと大変になる。弱い光のイギリスでは実は花を育てるのが実に簡単。ところが同じ地中海気候のシドニーでは日光が強すぎて花が簡単に萎れてしまう。日陰で温度の上がらないところで育てるなど工夫が必要だ。人間も同じ。毎日あの強い光に当たっているとくたびれる。気持ちよい滞在はせいぜい数ヶ月かな?

齢を重ねたたせいもあるが、日本やイギリスの穏やかな気候の方がやはり僕には合っているようだ。色にしても地中海風の強烈なものより、若葉の新緑や風に揺れる緑なす水田の方がきれいに見える。日本は食事も美味しいし。でも先に触れたように、地中海の生んだ赤ワイン、トマト、オリーブみんな大好きで、やはりイタリア、スペインには魅かれるものがある。

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2008年3月17日 (月)

だれにも故郷はある

Photo_2 NHK朝ドラのちりとてちんがこの1-2ヶ月面白くなって欠かさず見ている。福井県美浜町出身の五木ひろしは重要な出演者だ。かれの歌「故郷」はかなり重要な狂言回しの役割を果たしている。

主人公の喜代美にとり小浜は彼女が今日あるように育てた故郷だし、自信を失った小草若にとっては落語が心の故郷だ。

あ~ぁ誰にもぉふ~るさぁとが~あ~る~。

僕の故郷は何処にあるのだろう?

父親は地方公務員だったので中学卒業までは2-3年に一度は愛知県内の引越しを繰り返していた。小学校は2回、中学校は1回転校した。だからそのころ親しかった友人の消息は今では分からない。住んでいたところもあれから訪れていない。大きな意味では名古屋が故郷なんだろう。ドラゴンズファンだからね。だが中学以降暮らした家は兄が取り壊し自宅を新築したのでもう無い。名古屋なら家内の実家の方が過ごした時間は長いかも知れないが、家内が亡くなった今は少し敷居が高い。むしろ、3年過ごした旭丘高校、4年過ごした京都大学近辺が故郷か? 高校は建て直されてしまった。大学もすっかりきれいになっている。だが僕と同じように歳を食ってきた友人達とは何年ぶりかでもすぐ楽しくなれる。高校大学でのケミストリーが今も効いているのだろう。

息子達の故郷は何処だろう? 家内の実家か、目黒の家か?むしろ彼らが小学校時代をすごしたNYのグレートネックかも知れない。

結婚してからも社宅暮らしの後は海外生活の方が長いので家内を亡くして日本に戻ると落ち着かず何となく居心地が悪かった。僕もグレートネック時代の楽しさは今でも忘れないが、家内が居なくてはその想い出を語ることも難しい。今の郡山もきれいなところで、思わずはっとする景色がいたるところにあるが、やはりしばらくお邪魔しているだけの感じがする。

では何が落ち着くかというと、場所は何処でも、林や並木の傍らを走ったり散歩したりしているときが一番心地よい。それが今の僕の故郷かも知れない。目黒の家は桜並木が駒沢公園まで続いているので夏でも日陰を走られ気持ちが良い。ニ三度訪れただけだがドイツのデュッセルドルフ、ライン河沿いの堰堤は素晴らしかった。木々の少ない荒川や多摩川沿いよりずっと自然の息吹を感じる。

しばらくすれば東京に落ち着くだろう。それから僕の故郷探しが始まるかも。駒沢公園以外にも緑に恵まれたところはあるはずだ。幸い暦が一回戻ってこれからが新しい人生の始まり。心の故郷はきっとどこかにある。

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2008年2月10日 (日)

図書館とインターネット

今日の郡山は積雪10cmプラス。日課のジョギングは出来ないから、朝一で図書館に行ってCDを借りて来よう。

図書館は米国に住んでいたころから良く利用して、何処にいってもほとんど毎週本を借りていた。日本に戻って一時大岡山に住んだので、近所の図書館:大田区洗足池、目黒区緑が丘、そして八雲中央、更には世田谷区奥沢図書館で本を借りていた。

郡山に移り中央図書館で本を借りようとすると本が少ない。利用者に比べ本の冊数が少ないかも。世田谷区であれば人気作家の或る作品は16冊購入され中央図書館と分館に配布される。郡山では7冊だった。だから予約をしておかないと人気の本が読めないままとなってしまう。最初は所定の様式に書いてカウンターで申し込み電話でお知らせを受けていた。だんだん面倒になり、インターネットを調べてみたら簡単に出来ることが分かり、開架で本を探すのは止めて全てインターネット予約。あまり予約しすぎて一時にメールでお知らせが来て借りられる制限の5冊を越えてしまうことも。

東京に戻ったら状況はどうかなと思い、目黒区、世田谷区、大田区のインターネット予約状況を調べてみたら、目黒区、世田谷区は簡単に出来る。郡山と同様のシステムが有り慣れれば不自由無くアクセスが出来るだろう。ところが大田区には無い。だが館内のターミナルを通じては予約が出来る。お金の無い区ではあるまいし、図書自体も充実しているのにと思って当たってみると理由はこうだ。インターネットアクセスのシステム入れること自体はさしたる困難が無いが、「蔵書検索・予約システムはそれによって、本が動く(予約した方の利用している館に本を配送する)量が大幅に増えるから、物流がたくさんの本の動きを支えられるようにしないと導入できないんですって」。ふぅーん、そう言えば郡山だってネット予約して好きな分館で受け取れるから不精者対策をしないといけないんだ。大田区の図書館HPも充実してないが、その代わり非公式HPがあるのも面白い。これらのデータは「東京図書館制覇!」というブログで拝見しました。僕もリタイヤしたら全区とはいえないが目黒、世田谷、大田区制覇ぐらいは行ってしまうかも。川崎市も追加しても良いかな?川崎動物園の夫婦レッサーパンダにも親しくご挨拶したしネ!

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2008年2月 7日 (木)

幻のスピーカー

Bose 赤ちゃんに聞かせるCDを何枚かNYの息子に送ったが、考えてみればBrooklynのアパートにあるラジカセは1万円以下のチャチなものだった。ボーナスもしっかりもらったことだし、BoseのMusic Wave Systemぐらい買ったらどうだと電話した。息子も考えているらしくOnkyoのミニコンポ(向うの言い方でShelf System)を考えていると言う。Onkyoならこちらも持ってるよと答えた。もっとも決して音質に満足している訳ではない。今のアパートは暫しの仮住まいだし大きなセットを入れても仕方が無いとTVもステレオも冷蔵庫も全て小型のものしか持って無い。完全引退して音楽三昧の日々を過ごすならもう少し良いものがほしいなぁ。

と思うと今必要な訳でも何でもないのについ何が良いか調べてみたくなった。例によってAmazon.JP、Amazon.Com(ユーザーコメントが日本のそれと比べ大人で参考になる)、価格コム、楽天で当たって見た。東京の家の置く場所は決まっているので、Book Shelf型でないといけない。Kef_3 Onkyoの幾つかのモデルも良さそうだが、どうもクラシック中心に聞くには英国KEF製のIQ3モデルが良さそうに思われる。店頭で音を聞いてもいないのに決められる訳が無いし、今のアパートで入るところも無いので 暫しのお預けだが、何が欲しいかなと考えるのはそれなりに楽しいものだ。30何年前の独身時代には秋葉原めぐりをしたものだったなぁと思いながらカタログを眺めているのも乙なものだ。これに合わせてプリメインアンプやCDプレイヤー等も買い揃えねばならないが、それは先のお楽しみ。

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2008年2月 3日 (日)

プロコフィエフ

プロコフィエフといえば日本ではピーターと狼とかロミオとジュリエットが有名だが、米国亡命時代はピアノを弾いて生計を立てていたらしい。図書館に行ったついでに彼のCDを借りようかなとピアノ協奏曲第3番と5番、ヴァイオリン協奏曲第1番と2番を借りてきた。実は戦争ピアノソナタの第6-8番を借りるつもりだったのだが、オジサンらしく間違えて借りてきてしまった。

Proko_2  ピアノ協奏曲第3番、どこかで聞いた覚えがある、と手持ちのCDをひっくり返してみると、リヒテルのチャイコフスキー ピアノ協奏曲第1番のカップリングになっていた。これはなかなか良い曲と午前中数回聞いて、次はヴァイオリン。第1番の方が力強く先鋭な感じがして良い。第2番はきれいだけどちょっと古典的かな? 借りてきたパールマンのCDを買おうかなとAmazon.JPを見てみたが絶版らしい。これ以外は1-2番を組み合わせたCDが見つからなかった。息子の住所を利用して米国のAmazon.Comで買おうと探してみたら$12で見つけられた。もう少し別のCDを探してから購入することにする。息子には孫の子守唄としてヴァイオリンやピアノの小曲を探してAmazon.Comから届けているので、宅配先として活用しても文句は言わないだろう。

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2008年1月26日 (土)

衝動買いのブラームス

Photo_2  村上春樹の「意味がなければスィングが無い」を読んでいて、JAZZのことについて書いた本かと思ったら突然ルービンシュタインとゼルキンのことが書いてある。二人はまったく弾き振りが違うが、ブラームスのピアノ協奏曲第2番ではどちらの演奏も素晴らしいように書いてある。そう言えば昔何も分からないときにルービンシュタインの十大ピアノ協奏曲というLPを買ったなと思い出す。ブラームスの第2番も聞いたような気がするが今ひとつ思い出さないので図書館でCDを借りてきた。ニ三度聞いていると思い出した。よく聞いたよ。ヴァイオリン協奏曲と同じように、独奏楽器が主役ではなくオーケストラが主役になっている。また第三楽章ではチェロが主題を弾いたりするところもヴァイオリンの第二楽章でオーボエが主題を弾くのと同じだ。手持ちのCDの中には無いので買おうかなぁ。

アマゾンであれこれ探している内にこれが良さそうかなと注文してみることにした。1番は昔馴染みのアルフレート・ブレンデル、2番はクリスチャン・ツィマーマンだ。ポーランド出身、ショパンコンクールの優勝者だ。また指揮はレナード・バーンスタイン、評に良さそうなことが書いてあるので楽しみだ。

ブラームスのあとはアルヘリッチ演奏のラフマニノフ・ピアノ協奏曲第3番を聞きながらTVで相撲を見ていた。村上春樹は同じ曲でもずいぶん沢山の演奏家のCDを持って聞き比べているようだ。部屋のスペースの違いもあるからそこまでは出来ないかも知れないが、おじさんらしくCDのヴァラエティーを増やしてみるのも悪くないかもしれない。

後書き:ブレンデルの第一番も良く聞いた曲で、仕上がりも非常に良い。これが千円ポッキリというのだから信じられない価格。

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2008年1月22日 (火)

神尾真由子、聞いちゃった

Photo_2 大阪フェスティバルホールを皮切りとして全国を回っている第13回チャイコフスキー国際コンクール・ガラ・コンサートが郡山にも来たのでいそいそと聞きに行った。

お目当ての神尾真由子は2番目に登場。もちろんチャイコフスキー・ヴァイオリン協奏曲をフル演奏。とにかくダイナミックな演奏だった。音も素晴らしかったが演奏につれて動かすボディーモーションが激しい、ロングドレスの裾を踏んで転ぶんじゃないかと心配したくなるほど。

正月のNHK BSで彼女の特集番組があり面白かった。好きなセリフ「演奏中の最高の瞬間は、自分の演奏を音楽として聴けたとき。この辺り(頭部の横)に、もうひとりの自分がいるような感覚。」これって、スポーツの世界でも通じそうだし、同じくNHKのプロフェッショナルで先週玉三郎が同じようなことを言っていた気がする。まだ21歳なのにずいぶん真実を付いてるじゃないかと思った。

コンサートにきた人が彼女の演奏を聴いただけで9千円の席は安かったと言っていたが、まったく同感。その他の演奏は楽しめたが、彼女の演奏とはレベルが違うように思われた。

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2007年7月19日 (木)

MP3

Gx_d90 せっかくMP3ミュージックを聴き始めたので、音を楽しむのもヘッドフォンではなくそれなりのスピーカーにしようと考えた。人に聞くとPCのオーディオ出力からはD/A変換のノイズを拾い易いからUSBアンプにスピーカーをつなぐと良いと言われたが、部屋のスペースを考えるとそこまで張り込めない。アナログ信号からでも雑音をミニマムに抑えるといっているオンキョーのスピーカーにした。丁度CD/MDコンポもオンキョーだし。これと見比べるとPC用のスピーカーは2ランクぐらい落ちるように見えるが、一度聞き出すとそんなに違いは気にならない。PCのマイミュージックで聞くのはポピュラー系だし、MD/CDではクラシック系の音楽だという差もあるが。ながら音楽なのだからそれほど気にしても仕方ない。CD探して入れ替えてという手間に比べるとPCのマイミュージックでさっとファイルを選んで次々選曲できるのは実に手軽でよい。

Mp3 同じファイルをSDカードに入れて車の中ではFMトランスミッター経由で車のBoseスピーカーで聞くつもり。運転しながらCD取り替えるのもなかなか大変だし。というわけで音質に難が有ろうが気楽なMP3に限ると思っている。

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2007年7月15日 (日)

五十の手習い

ついに五十の手習いを始めた。おっと極めつけの団塊世代だからKatherine_1 五十の声もあと数ヶ月だが、まあ大目に見てください。

PCを使い始めたのは87年ごろIBM ATだからかなり早い方、メールだってWindows3.1だって社内でもっとも早く始めた方だ。ところがMP3に至っては、ウィルスが怖くてとか何とか理由を付けてこれまで敬遠してきた。理屈は分かってるんだけど手に取るのが...とりあえずCDも100枚以上、いろいろコピーしてきたMDで十分と思い込んできた。

ところがご近所のPCおタクがエッもぶさんMP3もダウンロードもやってないんですかと言うので、ハイ何も知りませんので教えてくださいと素直に頼んでしまった。やりだしてみるとなかなか面白い。ブログ書きながら音楽聴きながらだと、17歳の受験時代に帰ったようではかどるような気がする。ノートブックのスピーカーでは音質が良くないので、アンプ付きのスピーカーまで楽天で発注してしまった。19千円が特価11千円、何か儲かったような気が少しする。

きっかけはポータブルカーナビがMP3機能があるのでと相談したのが始まりだが、どうせ7月末手術で入院するので3週間の無聊を慰めるにも好都合だ。まず、Katherine Jenkins, Sarah Brightmanなどのロンドン時代に習い覚えた歌手達、そして最近覚えたNorah Jonesとかのダウンロードから始めたが、便利だねぇ。コブクロだって分かるよ。だが基本ソフトをインストールしたりそれなりの苦労がいる。先生がそばにいるとちょっと間違えても教えてもらえて楽だ楽だ。

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2007年5月 3日 (木)

ラベンダー

まほろホールでピアノトリオを聞いた時、ホールでラベンダーのドライフラワーを売っていたのでつい買ってしまった。04年10月家内とタスマニア島に旅行した。ラベンダー畑が見てみたいという。ちょっと季節が早いのだが、行けば何とかなるだろうと出かけた。実は家内のガンを手術してから一年ほど平穏に暮らしていたが、一緒に旅行に出かけられるのも、もう何度も無いかも知れないと思い至って出かけたのだ。Lavender

何とか畑も訪問でき、タスマニアで有名なワイナリーも訪れ中庭でワインとサンドイッチでランチ。豪華な気がした。土産にワインを何本か持って、東京で息子に持たせたら、JRの網棚に置き忘れてきて味見ができなかったというお粗末があったが。

残念だが結局それが最後の感傷旅行となってしまった。あの5日間のことは今でも目をつぶればまざまざと思い出すことが出来る。ラベンダーの香りが僕の気持ちを一気にタスマニアに運んでくれる。むろんその時、CDだがチャイコフスキーのピアノトリオOp50を聞いていたのは言うまでも無い。音楽とか、香りとか、キレイな花を見たときは、自分の気持ちがすっと昔の良かった日々に帰ることが出来る。ドライフラワーも霊前にお供えしたが、天国まで香りが届くかな?

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2007年4月30日 (月)

三春まほらホール 2

三春に優れたもの三つ、滝桜(天然記念物)、でこ人形(紙粘土製)とまほらホールだ。Bvt 今日はボア・ヴェール・トリオが出演し、チャイコフスキーのピアノ三重奏局Op50、偉大なる芸術家の思い出に他を演奏した。鄙には稀なといったら三春町民は怒るかも知れないが、こんな田舎でこんなレベルの高い演奏が聞けるとはまさか思わなかった。小ぶりのホールでわずか400しか客席が無く、舞台と聴衆がぐっと近いのが演奏者のモチベーションを高めているのかも知れない。もともとこの曲は室内楽曲の中でもベートーヴェンの大公やシューベルトの鱒に並び好きな曲だが、実は演奏を聴くのは初めて。CDだとついさらっと聞き流してしまうところが、演奏者が目の前に居ると、音の一つ一つの意味がダイレクトに伝わってくるような気がして、より深くこの曲が分かった気がする。郡山に移って東京でのコンサートについ足が遠くなった。新幹線の最終が東京駅発9:30pmなので、間に合わせるためにはコンサートを中座せねばならない。良いものは良い、たまには演奏にじかに触れないと! どこか安い宿に泊まり翌朝一番の新幹線に乗れば始業に間に合う。これからは月に一度はコンサートに出かけて見よう。

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2006年12月17日 (日)

三春まほらホール

郡山近郊の三春町はしだれ桜で有名な町で観光客も多い。人口は2万人弱だが微減中。なのになぜか元気がある。町の中心に三春交流館まほらホール、建って5年、があり、客席は400席と小ぶりだが、音響効果はかなり良く出来ている。二月に一度ローカル出身の音楽人を呼びクラシックのコンサート・リサイタルを開きお手ごろな料金で町民の皆さんに提供しており、僕もそのおすそ分けに預かっている。今回はピアノの連弾でなかなか良かった。音楽を聴く観客マナーは今一だが、会場を出る来場者の感想は良かった、楽しかったと本当にうれしそう。これこそ音楽を本当に楽しむ環境だと思う。演奏会前やインターミッションの間に、お茶やお菓子が有償で提供され楽しく歓談する時間がある。知り合いも多い小さな町だから出来ることかな? 楽しそう。次回が待ち遠しい。芥川賞作家の玄侑宗久さんも三春の住職さんで、このホールを支援する会員でもあるので、会場に居られないかなと探したが居ないようだった。

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