長男夫婦に子供が出来る、こちらから絵本を送ろうと近所の本屋に福音館から出ている月刊誌「こどものとも」の定期購読をお願いした。もう25年も前だが、家内と二人の息子を連れてNYに赴任した時、考えたのはやはり日本語教育のこと。童話の読み聞かせをしようということで、50万円以上も本(絵本、童話や図鑑、歴史等が中心)を購入した記憶がある。引越し荷物に入れて息子達が大きくなるに連れて段ボール箱を開け本棚にならべた。それと共に福音館から出ている月刊誌「こどものとも」や息子達が大きくなってからはかがくのとも」を船便で取り寄せた。絵本では千円弱で立派な装丁だが、
こどものともは薄っぺらい装丁で郵便代が掛からないようになっていた。毎月到着すると大喜びで封筒を開け家内が読み聞かせしたものだった。僕も家内が用事をしているときは代わりに読み聞かせした。この「こどものとも」で出たお話が後から福音館からちゃんとした絵本で出た。よく憶えているのは「ぐりとぐら」のシリーズとか
「はじめてのおつかい」、「しょうぼうじどうしゃじぷた」とか、今でもすらすらと「ぐりとぐら」の各頁を思い出すことが出来る。ピアノやバイオリンの先生のところで時間を待つときとか、旅行に出たときに僕が運転している間家内が
後部座席の息子達に頁を繰りながら面白おかしく読み聞かせたので、長時間のドライブでも子供たちに退屈はさせなかった。実際、家ではあまりTVは見なかったし、ましてやTVゲーム機は無かった。息子に言わせると他所の家でやらせてもらったという。明るいうちは公園で野球はサッカーをして、暗くなってから家に帰って英語や日本語の宿題をしてから、本の読み聞かせをしたり、自分で読んだりするのが日課だった。
こどものともシリーズ以外にも良い絵本はすぐ思い出すことが出来る。たとえば「三びきのやぎのがらがらどん」とか「ちいさいおうち」とか。
トロルをやっつける大きいやぎのがらがらどんをまねると息子達がもう一度もう一度と何度もせがんだことを昨日のことのように思い出す。
それでは息子達が本好きになっているかというと、どうもメールやインターネットで過ごしている時間が長いようで本を読んでいるところはあまり見かけない。だが仕事で法律の厚いファイルを読み続けていれば家に帰ってからは気楽にしたいのかも知れない。本の読み聞かせのせいかどうか、とりあえず米国でも最高クラスの大学、大学院を無事卒業できたのだから何らかの効果はあったのだろう。読み聞かせにくたびれたお父さんは郡山図書館で本を借りまくる毎日です。
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