No more Hiroshima Day

Obama_nuclear朝のニュースでやっと気がついたが、今日は広島原爆の日。いつか見ようと考えていたオバマ大統領の4月のプラハでの核兵器のない世界を目指すというスピーチをようやくYou Tubeで見た。サイトは下記の通り。

http://www.youtube.com/watch?v=QKSn1SXjj2s&feature=related

核兵器廃絶の問題はあまりに大きすぎて僕ら庶民の出る幕はないが、戦争につながりそうな何かが身の回りで起きそうだったら、チョット待てとか、おかしいぞとか言うことは出来るかも知れない。

オバマ大統領広島訪問の機会があるといいなぁ。

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オバマ大統領とグレゴリー・ペック

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オバマ大統領は未曾有の危機に立ち向かっているが、米国民のイメージの中で勇気を持って誠実に困難に立ち向かったヒーローと言えばグレゴリー・ペックがアラバマ物語で演じたアティカス・フィンチだろう。自らの信念に基づいて静かに困難に立ち向かう田舎町の弁護士アティカス。そして言葉を尽くして真実を実現しようとする。その姿は今のオバマ大統領の姿に重なるように僕には思われる。

原作のTo kill a mockingbirdはHarper Leeがピューリッツアー賞を受賞したもので、20世紀初頭のアラバマ州の小さな町で黒人が無実の罪に陥れられたのをアティカスが救おうとするもの。まだ黒人の言うことなどだれも信用しない世の中で、町民の”常識”に挑戦しようとしたのだ。

あまりに経済が悪すぎてだれも回答を示せ得ない今の米国、世界経済に大胆なアクションを取って崩壊への道を防ごうとするオバマ大統領と彼のチームもこれまでの常識に挑戦しようとしているのかもしれない。

ところでアラバマ物語は今週NHKのBS2で見られるので楽しみにしている。

 

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オバマ大統領の議会演説

25obama6atcongress オバマ大統領の施政方針演説をNHK BS1とVideo NYタイムズからのダウンロードで聞いた。実は演説は午前11時からで実況では聞けないのでビデオしておいたのだが、どういうわけか同時通訳の声がビデオの右左どちらのチャネルでも消えない。せっかく中身のある英語を聞こうとしているのだから同時通訳の声は邪魔。仕方がないので、ビデオの音を消して画像を見ながら、PCのVideo NYタイムズダウンロードから音声だけ聞いて画面とシンクロするように調整して聞いていた。

演説は選挙運動中のものに比べレトリックの華やかさは感じられなかったが、むしろ危機に直面する勇気を奮い起こすため、誠実に厳しい現実を率直に語っているところが良かった。

Girl_2 ミシェル大統領夫人のゲストとして南カロライナ州のディロンという町の中学生Ty'Sheoma Betheaが呼ばれていた。町にお金が無く学校の施設の改善を町の図書館のタイプを使わせてもらって手紙で訴えたのが大統領の目にとまったのだ。彼女の手紙の中にWe are not quitters というフレーズがある。我々はあきらめずに困難に立ち向かうということだ。その言葉をオバマ大統領は彼の演説の最後に使っている。

この苦境を乗り越えるのはオバマ大統領個人の力だけで出来るわけが無い。米政府、議会、いろんな国の政府や国民の力を合せて乗り越えなくては出来ない。僕達の周りでも難しいことだらけだが、これはこれでやっている。We are not quittersはごく普通に日常使われる言葉だが、Yes we canとあわせシンプルな言葉で啓発され力を出そうと努める米国民の可能性に掛ける姿勢に健全なものを感じる。その健全さを発揮させるオバマ大統領のリーダーシップが日本人としてはつくづくうらやましい。

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オバマ大統領の挑戦

Obama昨日からオバマ大統領のタウンミーティングや記者会見が続き、NYタイムズのVideoでそれぞれ一時間のプログラムをダウンロードして見た。それに続いてガイトナー財務長官の金融対策会見の放映も見た。

まずインディアナ州Elkhartで行われたタウンミーティング。全米で一番失業率が高い地域で景気刺激策の早期成立を目指し選ばれた場所。景気刺激策が確かにElkhartでの失業低減に役立つのか住民の質問が相次いだが、オバマ大統領はよく整理された語り口でよどみなく対応していた。やはりシカゴで住民生活の改善のために働いた経験が役に立っているのだろう。庶民の立場に立った説明は実に分かりやすかった。どこかの国の政治家に弟子入りさせたいくらいだ。

Obama_news 一方記者会見では上院での審議に時間が掛かっていることに苛立ちを見せていた。直面する経済危機は「破局に転じかねない」と変革のスピードを訴えていた。

景気刺激策や、金融対策が果たして実効があるかは僕もよく分からないし大多数の米国民もそうではないか?未曾有の危機なのだから誰も明確な答えも、進むべき路も分かっていない。だが危機に際し国民に信頼を訴えるオバマ大統領のリーダーシップに対し高い支持を与える姿はインディアナ州やフロリダ州のタウンミーティングでも明らかだった。ぐっとスケールが小さいが、僕自身がアジア通貨危機の時に直面した困難も、後で考えればああすれば良かった、こうすればもっと効果的だったということは一杯あるが、その時点時点ではお先真っ暗で何がベストの策か本当に手探りで模索していた。だがリーダーが必死になって戦えば、ティームの皆が力を出して局面を打開してゆくものだ。

Geitner_2 その意味で、ガイトナー財務長官は、オバマ大統領の統率力に感銘しティームの一員として働くことに高い誇りを感じると言っていた。そういう心が力を引き出すものだし、状況を好転させ、金融産業の理解と協力も得られるものと信じている。優秀さでは日本の官僚も変わらないだろうが、何を信じて誰のためにというところが大きく違うのではなかろうか?

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New era of responsibility

Obama1 オバマ大統領の就任演説を朝のTVニュースでちらっと見て、それからNY Timesのビデオ版で20分じっくり見た。そして英文全文をダウンロードし何度も何度も読み返した。こんなことしてて仕事が手につかなかった筈だが、まあ合間合間に。

やはり彼の演説は目で原稿を読むより、You Tubeなどで見て聞いた方がずっと感銘を与える。それは2004年の民主党大会の基調演説でもそうだし、選挙後の勝利宣言でもそうだった。今回は別の意味でそうであった。

昨日までのメディアの論調ではオバマ大統領の就任演説がJFKのそれや、もっと遡ってリンカーン大統領のゲティスバーグでの演説に比肩するものかと騒がれていた。文章としての格調の高さ、比喩のうまさ等では、やはりケネディー大統領のそれが優っているのではというのが米国批評家の一般的な見解のようだ。だが、現在の米国、いや世界経済の深刻さは、レトリックで言い表せる限界を超えており、だからこそオバマ大統領は終始謹厳な厳しい調子を崩さなかったのではないだろうか。

Obama2 彼の前には何十万人もの観客が控え、世界各国の民衆がTVで演説を熱心に聴いている。彼は全体的には校長先生のような生真面目な調子で語りかけながら、アメリカの歴史を支えてきた故人たちの献身を語るときや貧しい人に問いかけるときには詩人のように生き生きとリズムを持つ言葉で話しかける。英語が不得意と言う人にもその調子は十分伝わると思う。

彼の課題は国際的にはテロリズムとの戦い、国内的には経済の建て直しだが、聴衆は真剣に彼から経済の具体的方針を求めていたのではないだろうか。僅か20分の時間では具体的な内容には触れられないが、ブッシュ政権下の金持ちがますます豊かになるシステムを「富者を引き立てるだけでは、国は長く繁栄できない」と痛烈に批判し、「私たち公金を扱う者は賢明に支出し悪弊を改め外から見える形で仕事をするという説明責任を求められている」と彼の政府の基本姿勢を約束した。

そして「私たちは今日から自らを奮い立たせ埃を払い落としてアメリカを再生する仕事をもう一度始めなければならない」、「私たちは行動する。新たな雇用を創出するだけでなく、成長への新たな基盤を築くためだ」と約束する。前政権と異なり、外に明らかな敵を見据えて国民の結集を求めない。敵を非難しないことにより、より広範な力を結集させようと努めている。なぜなら「経済状況は力強い迅速な行動を求めている」からだ。

更に国民の協力を求めて「今私たちに求められているのは、新たな責任の時代だ(A new era of responsibility)。それは一人ひとりの米国人が私たち自身や我が国、世界に対する責務があると認識することだ」と訴えかける。ケネディー大統領の「国家があなたに何をしてくれるかと問うのでなく、あなたが国のために何を出来るかを問おうではないか」と比べられる程の格調の高さがあると思う。

今回のオバマ大統領就任演説は何十年後にその文章、レトリックの素晴らしさで引用されることは少ないかもしれない。だが、困難な現実に直面し、分かり易く率直に国民に全力を出して再建に取り組もうと呼びかける力強さと米国建国の先人の例に学び米国を作り直そうとする謙虚さと気高さによって回顧されるのではないかと考える。まさに彼がシカゴの貧民街の再建で培ってきた強さではなかろうか。

写真はNYタイムズから、演説和文は朝日新聞から引用。

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オバマ大統領の宣誓はリンカーン大統領の聖書で

Lincoln オバマ大統領の宣誓に使われる聖書はリンカーン大統領の宣誓に使われた歴史的なものが使用されると米国メディアが一斉に報じていた。

先週はオバマ次期大統領の著書、「マイ・ドリーム」と「合衆国再生」を続けて読んだが、彼の考え方が良く分かったと思う。

彼を一時に有名にした2004年民主党全国大会基調演説で「黒人のアメリカも、白人のアメリカも、ラテン系のアメリカも、アジア人のアメリカも無い、ただアメリカ合衆国があるだけだ」と説いた。勝利演説でも「Red States(共和党地盤)もBlue States(民主党地盤)も無い、あるのはUnited States of Americaだ」と国民の統一を呼びかけていた。マイ・ドリームでは父の母国ケニヤの部族間対立や白人に搾取される、インド人や中国人にを商売を取り上げられてしまうという問題を捉え、黒人か白人か、キリスト教徒かイスラム教徒とかいうことには関係ない、苦難を乗り越えた物だけが持つ信念、他人を信じる気持ちを持たねばならないと書いている。

Obama 合衆国再生では、宗教の問題、人種の壁、移民の圧力、ワーキングプアの問題等を取り上げ、平等こそが国の未来につながると説いている。そしてどちらの著書でも底辺層の人々の生活を改善しよう献身する人々の苦悩と喜びについて触れている。

そういう考え方が、今未曾有の経済危機に直面している合衆国を再生しようと、歴史上最大の危機である南部北部の対立を解決したリンカーン大統領に倣おうと彼の使った聖書を用いようと考えられたのだろう。それにより国民により強いメッセージが伝わると信じたのだろうし、きっとそうなると思う。本当に日本の政治家に爪の垢でも呑んでもらいたいが。

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